「明日まで、待てねー……」
「へッッ………」
チュッと一瞬だけど重なった唇に、一人あたふたしてしまう。
「今日は…我慢します…」
私の頭をくしゃくしゃにして微笑む。
「帰るな??」
私から離れて、戸の方へ向かう涼ちゃん。
「涼ちゃん!」
「ん?」
あれ………????
さっきまで感じていた怖さはなく、代わりに悲しみが込み上げる。
よく分からないけど。
だけど今、この人を一人にしたらいけないと直感的に、感じたんだ。
だから
「今日から泊まりに行く!!」
何てわけの分からない宣言をしてしまった。
当然……
「………………は?」
こうゆう反応になるわけで。
二人の間に変な空気が流れる。
「だッだから!!今から涼ちゃんち行く!!!!!」
真っ赤になりながら大きな声で大胆発言。
自分で自分が信じられなかった。
まあ 言った張本人が分からないなら、言われた方なんてさらに分からないだろう。
案の定、「何言ってんだよお前」とゆう顔をしていた。
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