「莉子?好きに立場なんて、関係ないよ。例えそれがイケない関係だったとしても。」 「で でも。涼ちゃんは私の事ただの生徒としか思ってないよ……」 と 空を遠目に見つめた。 すると、百合は立ち上がると 同じように空を見ながら呟いた。 「案外そうでもないかもよ?」 そう言って「さあ。大好きな数学の時間だぞー!」 と叫んだ。 好きなんて私には到底先に味わう事だと思ってた。 でも 山下莉子。高校二年生の冬、決して好きにはなってはイケない人を 好きになりました。