「付き合うぅうう!??」
「…………う…ん…?」



私の部屋に一人の小娘の声がこだました。


「………」
「百合…?」



そう。
原因はこの小娘。

時刻は23時15分。

辺りは真っ暗。星が綺麗に瞬いています。

そんな中。私の家に泊まりに来ている百合は私の話しを聞いて絶叫していたのだった……………。


「でもッ先生と生徒じゃん…」
「うん……」


イケない事なのは充分分かってるし、受け入れたつもりではいる。

でも、好きなんだもん。

好きなのに押し込めて隠すだなんてできない。

何よりも大事な存在だから。

「莉子はそれで辛くないの…?」
「うん」


後悔は少しもない。あったとしたらそれはきっと二人が離れてしまう時。


でも今はそんな事より前だけを見ていたいんだ。

今は二人で歩いて行きたいんだ。


百合に伝えた事によって気持ちが再確認できた。

やっぱり私の中どこを探しても二人が離れるだなんて想像出来ないし、したくない。


離さない。

貴方がそう言ってくれたから。

私は今、前だけを向いていられるよ。


「そっかぁ……」

百合は少し俯いて何か考え込むように唸った。

百合………
百合は私達を拒絶する…?