「りょッ………」
もう一度重なった唇。
でも
「んう………」
優しくでも激しく。
深く。
重なる唇に涼ちゃんの熱い舌が入ってきて。
私は初めて味わう感覚に頭がふわふわしてしまう。
なにも考えられなくて。
ただ目を閉じて。
涼ちゃんを感じていた。
「りょ…ちゃッ…」
さすがに苦しくなり涼ちゃんを呼ぶのに。
まるで聞こえてないように。
むしろキスは深くなるばかりで。
私は足に力が入らなくなり涼ちゃんの腕を必死に掴んだ。
やっと離れた唇に私はその場にへなへなと座り込む。
こんなキス知らない。
でも涼ちゃんとした初めての大人なキス。
私は一気に恥ずかしくなり顔を赤くして俯いた。
「ごめん…いじめすぎた」
よしよしと頭を撫でながら屈む。
「涼ちゃんキス魔……」
私はまだ舌の感触が残る唇に触れた。
「お前が可愛いのがいけない。」
何の恥ずかしげも無くそんな事をさらっと言ってみせた。
私は言葉に出来ず口をぱくぱくする。
「変な顔だな」
クスッと笑ったあと子供のようにあどけなく笑って私の頬をつねる。
すると、
――――ワアァアァ!!!!!
という歓声が外から聞こえた。

