キミが好きなのに




そう思ったら無性に悲しくなった。


橘くんと一緒にいてドキドキするのも今日が
最後なんだ。



ギュッと橘くんの手を握り返す。



「由菜?」

「あれ、いいかな?」


先にあるUFOキャッチャーの中にあるぬいぐるみ、それを指差した。



「ああ。分かった!」


ニッて笑うと私の手を引いて歩いて行く。



「一発で取ってやる!」


お金を入れた橘くんは真剣な表情。