「生活が一変してしまった。」

そんなことをブログに書きつつも頭の中はさっきの会話がリピートしていた。

ブログを書き込んで数分後お母さんと李人で家を出て行った。
「ウソ。お昼時なのに」
私はキッチンへ食べる物を探しに行った。すると、ダイニングに紙が置いてあった。
見て見ると、それは契約書だった。
「何よこれ」
その紙には
『戸籍上水沢結衣の父親は亜理李人だが、全ての親権を持つことはできない。
なお、父親だと名乗り出ることもできない。
1995年7月3日 水沢結衣子』
と書かれていた。