「お嬢様」
「来ないで。お願いだから私に話しかけないで」
怒鳴ってしまった。
「結衣。いい加減にしなさい。」
思わず私は家を飛び出した。

そして、ホームセンターに行き鍵つきのドアノブを買った。
そして、家に帰り早速今まで使っていた自分の部屋のドアノブをドライバーで外し鍵つきのへ変えた。
すぐさま、リビングにある自分の物、冷蔵庫にある自分の飲み物を部屋に持ち込み鍵をした。
「これなら大丈夫」
だが、そうでもなかった。
トイレに行くため、リビングの前を通ると李人が、お母さんと話してるのが目に止まった。聞いてみると
「悪かった。オレのわがままばかり聞いてもらっちゃって」
「15年ぶりに再開できて良かった。あなたに結衣を見せれて良かったわ」
何の事だか私にはさっぱりだったが、確実にお母さんと李人は15前に合ってる。