次の日。朝一で家に帰った。
「お母さーん」
「何?もう帰って来たわけ」李人について詳しく聞き出した。
李人は25歳と若いながらアメリカの財閥家で秘書として働いたあと、コック、クリーニング屋と家に来たらしい。
「何で、雇おうと思ったの?別にいらなくない?」
「後でわかるわよ。李人くんを雇った理由がね」
もう、イライラした。
理由もわからないまま男の人と暮らしたくない。