「祐一郎何で交換日記読んでる訳? 」




だっておまえら、二人づつになって俺はどうすりゃいいのさ。




『祐一郎ここ教えて。』




華耶が問題集持って俺の横に座る。




そして俺が食ってたコロッケを、パクりとかじった。



「ホントに美味いね。」




華耶その笑顔反則。




普通の男は皆やられちゃうよ。




『おい華耶このコロッケは俺のだ。


華耶自分の分あるだろ。』



「もう食べちゃった。」




『もう食べたって、3つ食った訳?』




俺の手からコロッケが消えた。




『コラ華耶! 』




「美味しかった、祐一郎サンキュ。」




華耶その細い体のどこに、コロッケ4こも入んだろ。



しかし華耶食べたコロッケは、6こだった。




アイちゃんが華耶の大食いは、私のせいなのって、みんなに謝ってた。




でもアイちゃんの食堂に、店のコロッケ持って来る、昴も凄い奴だよ。




薫君の顔が引きってたのを、俺は見逃さなかった。