「薫君いい匂いがするね、甘い玉子の匂いかな?」




華耶が俺の胸に顔を埋め匂い嗅ぐ。




『華耶は犬か。』




「うん犬なれたらいいね、人間は嫌いだから犬になりたい。」




華耶の頭にづつきをしてやった。




「なにするの、嫌じゃん。」



『華耶が犬になりたいなんて、バカな事言うからだよ。』




華耶おまえ今何を思ってる。




「犬なら捨てられたりだとかありだけど、人間なのに私、『華耶、その考えは止めろ!


アイちゃんが悲しむ。』




華耶が俺を見つめた。




何?




「薫君アイちゃん大好きだもんね。」




華耶おまえなんか誤解してない?




「薫君がアイちゃん好きなのは知ってるから、


でもアイちゃんには言わないから安心して。」




やっぱね、華耶が言う好きはLOVE?




「薫君早くベットに連れてってよぉ。」




あぁ、華耶の誤解をどう解けばいいんだ。