交換日記を読み返していると、姉がいきなり部屋に入って来た。




『姉貴ノックぐらいしろよ。』




俺のベットにいきなり姉が座る。




「別にいいでしょ、琉太1人なんだからさ。


彼女連れ込んでたら、ノックはするわよ。


ヤってるとこ、いきなり開けたりしないわ。」




なんと言ういいよう。




「琉太彼女いないの訳?


まさかまだ由布の事好きとか?」




『それはない、由布の事はもう過去の事だ。』




由布は姉の同級生。



中2の時姉の同級生由布が好きになり、



告白して付き合うようになった。



けど4才の年の差は大きく、まだ子供だった俺は、半年で由布に振られた。



それからなんとなく、恋愛に臆病になった。




いつの間にか姉が交換日記を見ていた。




「琉太この華耶って子が好きなんだ。


今度こそ頑張んなよ。」




簡単に俺の気持ち分かちゃうのか。




『琉太は華耶って子のことばかり書いてるから、



そりゃ誰が見ても、琉太の気持ち丸分かりだよ。』




えぇ、そうなのか?