華耶さんへ



華耶さんからお母さんの話を聞いた時、




なんて酷い母親なんだろうと思いました。




そう思った時胸がチクリと痛みました。




華耶さんが着た浴衣を見た時、少しだけ過去が見えたような気がしの。




成島藍子は私の母親ですね。




私の愛していた人は木村重臣。




重臣はバイクで私を探し続け、私の目の前で車とぶつかり即死だった。




重臣を殺したのは私。




今鮮明に思い出しました。



華耶あなたの父親を殺したのは私です。




重臣が私を探さなかったら、事故には合わなかった。



華耶本当にごめんなさい。



私はもうあなたに会うことは出来ません。




お願いだからもう私を探さないで下さい。




華耶幸せになってね。




あなたに会えて良かった。



さようなら。





成島沙伊華。