民宿での楽しい一週間は、あっという間に過ぎた。




今日はもう帰らないといけない。




私は最後由記さんに会いにいったが、




由記さんは、今日お休みを取り民宿にはいなかった。



最後にお別れが言いたかったな。




泣いたら駄目。




みんなと元気に帰るんだ。



琉太のおじいちゃんとおばあちゃん、




後おじさんとおばさんに、みんなで挨拶をした。




又来年もおいでと言ってくれ、




来年来れるか分からないけど、みんなで又来ますと言った。




大輔さんが、又琉太の家まで送ってくれる。




「なぁ華耶の荷物行きより増えてないか? 」




『だってお土産みんなに買ったから、仕方ないんだよ。』




大輔さんの車に乗り込もうとした時、




「これ由記さんから、華耶さんに渡してほしいと頼まれた。」




由記さんが私に、何が書いてあるんだろう。