「何でいきなりこんな話になるの、訳分からない。」




私の代わりに祐一郎が説明してくれた。




祐一郎は木村先生から全てを聞いていた。




祐一郎が話してる間、珠実はずっと泣いていた。




「昴も知ってたの。」




『あぁ華耶から聞いた。


だから俺はこの一週間、みんなと楽しみたいと思った。


華耶と過ごす最後の時間。

珠実もそう思うだろ、喧嘩してる時間がもったないよ。』




珠実が泣きながら頷いた。



私たちは美味しい夕食を食べた。




そして夜の海に散歩に出た。




涙の音が凄い、夜の海は怖かった。




明日はみんなで、民宿のお手伝いをする事になっている。




そして夜は花火大会。