琉太のおばあちゃんの民宿は素敵な所だった。




部屋から海が見える、海を見たのは初めてなんだ。




「海だよ、海、青いよ。波が白いワァー凄い。」




『華耶海で騒がないでよ、うるさい過ぎ。』




珠実が今日初めて口を聞いてくれた。




「私まだ怒ってるんだからね。


私昴に告白する。」




『分かった頑張ってね。』



「華耶それって嫌味。」




『違うよ、本当に珠実と昴がうまくいけばいいって思ってる。』




「なんか嫌味に聞こえる、昴は華耶が好きなんだよ、

私振られるに決まってるじゃん。」




そんなつもりじゃないのに。




『珠実何怒ってるんだよ、飯食うぞ。』




「みんな華耶が好きなんだもんね、


琉太だって華耶好きなのに、何で言わないの?


ああそうか琉太がおかしな約束決めたんだよね。」



『珠実今日どうかしてる、おまえらしくないよ。』




お願い私のせいで喧嘩しないでほしい。