《珠実ごめん、珠実を騙すとか嘘つこうなんて思ってない。


でも現実は珠実を騙したことに変わりはない。


昴に告白されたけど、付き合えないと断った。


昴にも辛い思いをさせてしまったの。


私は昴とは友達でいたかったから、


珠実が私を憎んでも嫌ってもいいけど、


私に時間を頂戴、民宿に行く一週間は、


今までの私たちでいたい。

私の我が儘だけど許してほしい。


私には時間がないの。


みんなと一緒にいれるのは後一週なんだ。


珠実今は何も聞かないでほしい。


勝手な事ばかり言ってごめんね。》




【華耶が何を言いたいのか、さっぱり分からない。


私今凄く怒ってるんだからね。


民宿行くの止めるから。】



《珠実私に最後の時間を頂戴。》




【華耶泣いてるの?】




《珠実お願いだからみんなと一緒に民宿へ行ってほしい。


民宿についたら全て話すから、民宿へ行かないなんて言わないで。》




私はひたすら珠実にお願いした。