『おまえら何してんの怖い顔して、あ、華耶若菜ちゃんに捕まってるぞ。


昴なんとかしてやれよ。』



祐一郎が部屋に入って来ると、昴が部屋から出て行った。



「若菜今日は駄目だから、華耶は俺らと勉強するからな。」




『嫌華耶ねーねと遊ぶ、私珠実ちゃん嫌いだから、


いいー子ぶりっこ嫌い、


珠実ちゃん私が行くとシッシッってやるんだよ。』




「昴若菜ちゃんと遊んでから行くよ。


みんなに言って置いて。


もう若菜ちゃんとも遊べないだろうから。」




『華耶若菜と遊べないってどう言う意味?』




「ごめん昴今は言えない。昴には一番最初に話すつもりでいるから、


もう少し待っててほしい。」




『それって、「珠実と仲良くしてやって。」




昴が壁を殴りつけた。




『俺はそんなつもりじゃないんだ。


俺の話も聞けよ。』



「昴遅いから迎えに来た。あれ華耶は何処に行ったの?」




『悪い華耶は若菜の部屋へ行ったから、


俺飲み物取って来るから、部屋に行ってて。』




「分かった部屋に行ってるね。」