「昴早退までさせちゃってごめんね。


琉太と珠実にも心配かけてしまったな。」




珠実心配してるだろうな。



『珠実部活終わったら来るとか言ってたぞ。


琉太も心配してる。』




昴が私の手をぎゅっと握った。




病室に行くとアイちゃんは起きていた。




「アイちゃん大丈夫なの?起きてていいの?」




『大丈夫だよ、ほらこんなにピンピンしてるよ。


華耶心配かけてごめんね。』




私はアイちゃんに抱きついた。




『華耶、アイちゃんは死んだりしないよ。


華耶を一人ぼっちになんか出来ない。』




アイちゃん。




本当に怖かったんだよ。




一人ぼっちになるのが怖かった。