若菜は年のわりに幼い。




まだ俺と一緒に風呂はいってるし、夜も一人では寝れない。




親父が二年前に死んでから、若菜は一人でいる事を嫌う。




「結婚したらキスするんだよね。


さっきにーに華耶ねーねと、」




俺は慌て若菜の口を手でふさいだ。




若菜の奴、俺が華耶にキスしたの見てたのか?




マジであり得ない。




ヤバい。




母ちゃんまでニヤニヤしてやがる。




華耶は全く気付いていない。




輝の楽しそうに話している。




輝馴れ馴れし過ぎ。




俺の華耶に触るな!




『にーにの顔怖い。』




輝を睨み付けていた。




不味い。




華耶の事になると、冷静さを失う。