母ちゃんは華耶を一目見て気に入り、




華耶と楽しそうに話している。




華耶が俺の家族と楽しそうにしてる姿を見て、




余計に華耶を離したくない。




元カノの凜夏は大家族は苦手だと言った。




小さい頃はよく家に来ていたのに、




凜夏は小さい子供が苦手らしい。




あの頃の俺は随分無理をして、凜夏と付き合っていたと思う。




「にーに華耶ねーねと結婚して、そしたら華耶ねーねと毎日一緒にいれるもん。」




俺は飲んでた水を吹き出した。




おい若菜何を言い出すんだよ、華耶が困ってるだろ。



華耶はにっこり笑って、『若菜ちゃんありがとう。』



母ちゃん笑ってるし、俺はどうしたらいいのか分からなかった。




華耶と結婚、まだまだ遠い話だな。




「若菜おまえ気早すぎ、にーにも華耶もまだ結婚出来る年じゃねぇんだよ。」




『うそ若菜ミークンと結婚したいのに、駄目なの。』




若菜の爆弾発言に、みんなで大笑いをした。