「薫君のぞかないでよね。」



『華耶は家庭事情を、仲間に話してあるのか?』




「全てではないけどね。祖母と二人暮らしで、


食堂してるぐらいは話してあるよ。


薫君のことは話しておきたいて思ったから。


薫君は家族と同じだもの。」




『若い男と同居に焦るかもよ。』




何で?誰が?




『華耶はその仲間の誰かを、好きになったりしないの?』



仲間の誰かを好きになる?



私の中では絶対あり得ない。



「それはないね。」




『じゃその仲間の男が、華耶を好きになったらどうするの? 』




「それもないと思うよ、約束したからそんな事はない。」




『華耶はまだお子様だから、分からないんだろうな。』



薫君が又意味不明な事を言った。




「薫君静かにしててよ、これじゃ中々交換日記書けないよ。」



私は手でノートを隠すようにして書いた。



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同居人の薫君はうるさい人です。


交換日記を薫君がのぞいています。


でも美味しいプリンを作ってくれたので、許してあげました。


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