あれから私は何でも薫君に話している。




高校で出来た仲間たちの事、5人で交わした2つの約束の事も話した。




「薫君ほらこの前話した、交換日記の事覚えてる。」



『あぁ覚えてるよ、こんなに携帯が普及してる時代に、


何で交換日記なんだ。』




携帯と違う良さがあると思うんだよね。




「今日から始めるんだ。先ずは私が最初なんだよね。


大学ノートも買って来た。


何から書こうかな?



薫君の事書いてもいい。」



『別に構わないよ。顔は分からないから、



凄いイケメンが同居してるって書いとけよ。』





何それ、まぁ薫君はイケメンだよね。




薫君の顔を見つめた。




薫君の顔が近づき慌てた。



『華耶鼻にアワついてる。』




嘘あり得ない。




薫君がエプロンで拭いてくれた。




『この事も交換日記に書けよ。』




食器を洗ってたら、鼻にアワがついてしまい、




薫君が近づいて来たから、思わず目を閉じてしまった。




って何で目閉じた訳?




キスされると思った?