「柚?起きたのか?」



「はぁ律也っ?ど・・うして。」



「心配だからだよ。」



あたし倒れたんだっけ?いよいよ病気との戦いかな。



でも律也にはもう頼らない。だって美有里がいるから。



「律也。帰って。美有里のところ行ってあげてよ。ゴホッ。」



「美有里とは。やっぱりやめたんだ。」



「理由があたしなんてやめてよね。」



やめたって時の表情。
あたしのせいなんでしょ? あたしが寂しいのは。君が笑っていないことなんだよ。



























寂しさがつのればつのるほど。病気は悪化していった。
ねぇこんなふたり寂しすぎるよ。