「ねこち…ねこちはわたしの飼い猫でしょ?」
わたしも寂しい…

《ま、また必要になったら呼んでもいいで》
と、ねこちは孝之に何かを渡した

そして…

《またね》
ねこちは完全に消えた…

わたし達は寂しく、悲しくなる…


ズバシャ!!
後ろで大きな音が聞こえ、我に返る

見ると、水道管破裂で駆け込んで来た工事の人が、バナナの皮で滑ったかのような勢いで派手に転んでいる

わたし達二人、目を合わせ声を上げて笑ってしまった