《じゃ、そろそろ行くね》
ねこちは立ち上がる
身体が前より透けている…

「まさか!ねこち!?」

《あ~大丈夫、別に成仏なんかせえへんし》

『じゃ、どこ行くん?ずっとうちらの所に居たら…』
孝之は少し寂しそう…

《ん~孝之の身体から少し霊力もらったけど、ほら、まだこの通り…》
ねこちは透けた身体で手を広げる

『じゃ、完全に回復するまで居たらどうなん?』

ねこちは笑いながら
《いゃあ、これからは二人っきりの方がいいやん、今から新しい身体探すし》