ゴゴゴゴゴ
『そう、霊能喰いは今ここに来てる』

ゴゴゴゴゴ
公園の地面が揺れながら裂けていき、中から漆黒の影が顔を覗かせる

孝之は目を閉じて
『はるかチャンがどこに逃げても霊能喰いは追ってくる…』
そして、目を見開きながら振り返り漆黒の蛇のような影の方を向く
『だから!…ここでなんとかしなくちゃ!』

「なんとかって!なるわけないわよこんなの!」