「まさか!!占いだってちゃんと見れたもん!」

孝之の足元から猫が顔を出して
《おいらの霊力でな》と笑いながら言った

「え!?ちゃんと最初から説明して!!」

『まぁ、興奮しないでとりあえずベンチに座ろうよ』

!!
わたしは驚きのせいか、いつの間にかベンチから立ち上がっていた…

『まぁ、これでも飲んで落ち着け、急に霊力が戻り出した反動で、調子悪いだろ?』
と、孝之は缶コーヒーを差し出して言った

あ…あの頭痛がそれだったのか…