部屋は音楽をかけて
たんだけど菜千が音
を止めた。

2人して、静かな中で
ドアの向こう側の廊下に耳を傾けた。

カツ…カツ……。

『ね?ハイヒールみたいな音するでしょ?!』

菜千は何故か固まっ
ている……。

『菜千…どうしたの?』

「バカ!よくこの足音を聞いて」