そして、何日かが過ぎ、小池と帰っている日だった。


「ねぇ、なんで音楽出来んのに、嘘ついたの?」


私は、あのテストのやつが未だに気になっていた。


「あぁ…アレね。お前と一緒にいたかったからだよ」


そう言って小池は優しく微笑んだ。


キャーーーー!!


ヤバい、顔熱い!!


ってか、そんなクサいセリフをよく言えるな!!


じゃあもしかして、<愛してる>とかも簡単に言えちゃうのかな…。


「小池!!愛してるって、言って!!」


「はぁ?…無理!!恥ずいだろ」


あ、恥ずかしいんだ?


な~んだ、じゃあさっき言ったのって、自覚無しですか~。