「よいしょ」


「よいしょて…おばさんみてー。…ってうっ!?」


「うぎゃー」


バターンッ


私は、正座してて足が痺れてたらしく、立つときにバランスを崩してしまった。


「おい。重い」


「はっは~、すまんすまん。って重いって…失礼だろ」


「ははっ、重くねーし」


なんだコイツ…。


分からんやつだ…。


「で、どいてくれる?」


「あぁ、ハイハイ」


私は小池の上からどいてリビングへと向かう。


「はっ!?お前どこ行…」


「暑いでしょ?お茶出すから上がって」


やっと本題に戻った、ってカンジ。


私はお茶をグラスに注いで、小池の前に出した。