トイレの個室にこもって泣いた。 一人で泣いた。 もう少しで授業が始まるせいか誰もいなかった。 私は思う存分泣いて、教室へ戻った。 すると、授業が始まる寸前、挨拶をしているとこだった。 「根元、遅いぞ」 「すいません…お腹の調子が悪くて…」 そういうと、松野は吹き出して笑う。 ……のを、こらえた。 うん、頑張った、松野。 ただ、こんなとこで頑張るなら勉強で頑張れよ。 佐野や虎実も僅かに笑っていた、……が、小池ただ一人だけ笑っていなかった。