そしてさらに一時間…。


「うわぁ…やっとだよ。やっと終わったよ」


やっとリコーダーのドレミファソと記号全部を叩きこんだ。


ヤバい…この覚えの悪さはどうにかしてほしい。


時計を見ると、もう8時だった。


くそやろー、小池のせいで遅くなっちまった。


「んじゃ、帰るね」


「おー、送ってこか?」


「大丈夫。じゃ、おやすみね」


「あぁ、おやすみ」


私は家へと帰ってった。