「あ。案外綺麗」


「どうゆう意味だよ…」


あんらまぁ…小池の部屋は普通でした。


ベットやクローゼット、机と椅子という、必要なものだけ集められたカンジの部屋だった。


う~ん…私の部屋より綺麗かも…。


……いや、それはない!!


と、自分に言い聞かせて


「どこ座っていい?」


と、聞く。


すると、なぜか小池は笑っていた。


え、なに?と聞き返すと


「普通、自分から座っていい?とか聞かないでしょ」


と、言われてしまった。


いや…だってね?


ここまで来るのに緊張で無駄に体力が減ったわけよ。


だから疲れたわけよ。


なのに君は、こんな可哀想な私を座らせてくれないのかい?