「拓哉あったまい~ね」


「もっと褒めて~」


「………」


「え、そこで黙るか!?」


私は、また拓哉に抱きついた。


「じゃあ私たちは、今幸せの山に登ったんだね」


「うん、そーゆこと」


…じゃあ、これからも幸せなことがあるんだね。


そして、大変なこともいろいろあるよね…。


でも、私は拓哉となら、どんな困難でも乗り越えていける気がします。


だって、私たちは幸せの山に登り始めたばかりなのだから…。