「あ、もしもし杏奈?いまから那美の結婚式場きてくんね?」


ご主人様は、勝手に杏ちゃんに電話をした。


「え、ちょ松野さん!?」


翔也くん、動揺しすぎ。


めっちゃ顔赤くなってるし、オロオロしてるし。


「あ、マジ!?ウン、じゃあそっち行く」


どうやらご主人様は、話がついたようだ。


「なんだって?」


虎実はソワソワして仕方ないようで、スパッと聞いた。


「あー…杏奈来られないって。だから、今から杏奈の家行くぞ」


「「「へ?」」」


「ほら、はやく乗って」


ご主人様に無理やり車に乗せられた。


「いっくぞー!!」


ご主人様は、車を走らせた。


いざ、告白へ。