「おい!!あんた誰だよ」


そこには、ご主人様を睨んでいる翔也の姿があった。


「俺?俺は那美のご主人様だよ」


ドキッ…!!


六年ぶりに那美って言われたから…あぁぁぁあ!!


ヤバい、絶対顔赤い!!


ぐはぁぁぁ…。


「ご主人様って…お前バカじゃねぇ?俺が聞きたいのは名前なんだよ」


「いや、マジで俺ご主人様だよ?ね、那美」


「うん」


ご主人様が私を那美と呼ぶことに、翔也の眉がピクピクしてる。


翔也、怖いよ…。