「那美お嬢様、とても綺麗ですよ」 「ふふ…ありがとう夢さん」 夢さんにメイクをしてもらい、衣装を着付けしてもらった。 「……那美お嬢様。今日は、ちょっとしたサプライズがあるんです。楽しみにしてて下さいね」 夢さんはそれだけ言うとニヤッと口角をあげて、その場を去った。 ……なんだったの? サプライズ? なにそれ……。 私は、この話をなかったことにして、会場へと向かった。