ちなみに、夢さんは私と同じ歳らしい。 だから、一番話しやすいんだ。 「那美お嬢様。翔也様をお呼びいたしました」 「ありがとう、夢さん。翔也さん、こちらへ」 「では、失礼致します」 夢さんは、私の部屋から出ていった。 「……那美、なんだ?」 「…翔也、いよいよ明日ね。今の心境は?」 「……那美は、嫌じゃないのか?」 ここまで来て今さら…。 私はもう、やり残したことをナイの。 だから、ここで何をされても平気。 「別に大丈夫よ」 …なんで翔也が悲しんでるんだろう。