「行かないで、未来」 「っ…」 「未来」 拓ちゃん… 私…… 「未来、俺…」 「何も聞かない!」 「え?」 「聞かない!聞かないよ…だから、離して…」 やだ…… 手、震えてるの、バレちゃう…… 「……ごめんな…風邪、うつしちゃうもんな、せっかく治ったのに」 「うん……」 そっと拓ちゃんは私の手首を離した。