きみのとなり



「香水とかもいいと思うけど、案外高いからねー。今の時期はマフラーとか手袋が無難かな?」




河野さんは、私に香水とマフラー、手袋を渡してそう言った。



「1番は未来ちゃんがいいなって思える物だけどね」



そして、そう付け加えてふぅとため息をついた。




何だか寂しそうな顔で、ちょっとだけ可哀相に見えた。





「…あ!そうだ!やばっ!ごめんね未来ちゃん!ちょっと用事があったんだった!」



「え?用事…ですか…?」




急に慌てた河野さんはパンッと手を合わせて


ごめんね!ともう一度謝った。



「あ…いや…大丈夫です。河野さん、無理に付き合わせちゃってすみません…」



「ううん!楽しかった!私こそごめんね!プレゼント、喜んで貰えるといいね!じゃあまたね」




河野さんはニッコリと笑って、手を振りながら去って行った。



「…何あれ」



今まで黙っていた梢がその様子を見ていて、ムスッとして言った。