「はあぁぁぁぁぁ!?」
梢のその声に、周りの人がバッとこちらを向いた。
「ちょっと梢!しっ!静かにして!」
「だって!え!?嘘でしょ?クリスマス、鈴木んち行くの!?しかも親いないのに!?」
梢は信じられない!と言って両手を頬に当てた。
「だって。そんな深い意味はないよ?ただ二人でご飯食べたりするだけだし。あ、これいいかも」
斗真君と話し終わったあと、待っていてくれた梢と一緒に斗真君へのクリスマスプレゼントを捜しに来た。
「あのねー。何もないとか思ってるの?」
「うん」
梢は持っていたメンズのマフラーを置いてため息をついた。
「バカ!…未来、合宿のときもだけど他にもそういう雰囲気になったことってあったでしょ?」
「………」
私は梢のその言葉に合宿のときのこと、学祭のあとのことを思い出した。
他にもたしか…
「っ…」
かぁ~っと顔が熱くなるのが分かった。
「ね?だから…」
梢が何かを言いかけたときだった。


