きみのとなり



そのあと、気まずいなんて思ってたけど、梢はいつもと変わらずに話しかけてきた。



体育でのことは何だったんだろう。




「梢!!」



放課後、帰ろうとした梢を呼び止めた。



「ん?どうした?」



斗真君と話していたから、梢は何かあった?と少し心配そうに言った。




「違う違う。あのさ、クリスマスプレゼント買いに行きたいんだけど、一緒に行って欲しいんだよね」



私は斗真君には聞こえないように、こそこそと耳打ちした。




すると梢はニヤリと笑って、近くにあった机に鞄を置いた。




「いいよ。じゃあそれまでここ座って観察してる」



「何を」



「未来と鈴木の様子を」




梢はそう行ってケタケタと笑った。




反論したかったけどプレゼント選びについていってもらうわけだから、何も言えずに私は頬を膨らませた。




「話は聞かないから大丈夫!ほら、鈴木待ってるよ。行きな」



梢はまたケタケタ笑って、私の背中を押した。