「ん…」
眩しい。
チュンチュンって鳥の声もする。
もう朝か…
って…
「朝!?」
勢い良く起きた私は、またいつの間にか、自分がベッドへ移動されていることに気付く。
「…拓ちゃん…?」
見ると、ベッドの脇に紙が置いてあって
意外と綺麗な拓ちゃんの字で
『鍵は閉めましょう。あと約束のおみやげ。気に入るかわからないけど。』
とだけ書いてあった。
その横にはかわいいひよこのストラップが置いてある。
また…運んでくれたんだ…
しかも、あんなただ言っただけのこと覚えててくれて、おみやげも買ってきてくれたんだ。
「……」
河野さんと会ったあとなのに…
私の所に来たの?
嬉しいけど、ちょっとだけ複雑。
「…お風呂入って来よう…」
私はもぞもぞと立ち上がってお風呂の支度をした。
遅刻しないように早くしなきゃ。
今日は拓ちゃんと一緒に登校もいいや。
拓ちゃんも河野さんと行くだろうし。
私は一人で頬を膨らまして複雑な気持ちでお風呂へ向かった。


