「実はさぁ、、、」

『電話、、、来たんでしょ?」

「来た。それで、、、」

『イヤッイヤッ!!イヤァァァー!!』

勇の言葉は夏希のヒステッリクな悲鳴でかき消された。

「小野!?小野どした!?」

『ザザッ...ザザザ...』

「うわっ!!」

砂嵐が聞こえた瞬間、勇は携帯を投げ捨て家を飛び出した。

「勇!!」

家を出ると、そこには旬の姿があった。