あれから…

私たちは普通に
生活している。

今日は翔の誕生日

普通なら素直に
喜べるはずだけど…

今年の誕生日は
違う…

私、普通に接しられるかな?


頑張ろー!

『ピンポーン』
『志穂だろ?』
『うん』
『入って』

『お邪魔しまーす』
『ようこそ∀』
『翔誕生日おめでとう☆』
『これ、誕生日プレゼント☆』
『いいの?貰って?』
『どうぞ☆』

『おっ、俺の欲しかった財布やん!!』
『良かった、喜んでもらえて』
『ありがとな☆』
『いえいえ』

『翔、今日何したい?』
『うーん…志穂と過ごせればいいよ』
『私も翔と過ごせればいい』
『じゃあ、ケーキ買いに行くか』
『うん』


私、やっぱ…斗真じゃないと駄目だ…。



それから、楽しくやった!


こうして誕生日会はお開きになると思ってたが…


『なあ、今日俺ん家泊まんない?
『ゴメン…今日お父さんから大事な話があるみたいで…早く帰れ。って…』
『そっかあ…分かった。じゃあ、また一緒に過ごそうな』
『ゴメンね…じゃあ、またね』
『またな』

こうして私は家へと
帰った。