「ここから出れるな」 「え…ここ?高くない?」 そんなに高いって訳じゃないけど…あたしから見たら高い。 ヒョイっと葉月君は窓枠に飛び乗った。 「ほら」 「のぼれないよ…」 「だったらここで朝向かえんのかよ?葵が嫌だつったんだろ」 「そーだけど…」 「俺が支えてやるから」