100年桜



「えっ。良いよ!あたしの仕事なんだし」

「俺、クラスの作業全くしてねぇし。良いよ」

そう言ってペンキを持ち上げた。


「ここ何色?」

「えっと…青!」

「葵?」

「青!!」


何んだかんだ言っても葉月君は、やっぱり優しい。

遅い時間なのに手伝ってくれた。

部活で疲れてるはずなのに…