わ、分かるわけがない!! 「わ、分かりません…」 「じゃ隣の篭」 「はい」 葉月君は数学得意だもんね。 いつもクラス1位だって。 誰かが言ってた。 「はい、正解」 戻って来た葉月君は少し元気が無いような気がした。 「すごいね、ありがとう」 「あ、あぁ」