「ハァ、ハァ…早いよっ」 「あ、悪い」 あんなに勢いよく走ったのに葉月君は息がちっとも切れてない。 「つ、疲れた…」 これが、運動部と帰宅部の違いなんだよね… てか、手!! 「手…」 「あ、悪い」 パッと葉月君は、あたしの手を離した。