「今度は桜見ような」

葉月君はあたしに笑顔で、そう言った。


あたしが100年桜見たいって言ったの覚えてたんだ…




「葵、好き」

葉月君は、あたしをジッと見つめたまま言葉を放つ。



「付き合って下さい」

「……」

あたしの目から涙が零れ落ちた。